組立作業、メンテナンスのポイントその10

【メカニック小南】
〜メイドイン東大阪を目指します〜
今回はバーテープの巻き方の説明です。

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少し練習することで、誰にでも簡単に巻くことが出来ます。バーテープを巻く上でハンドルにどの様な力が加わっているのかを考えていただくことで確実なグリップが得られます。

走行中、体の姿勢を変える様にハンドルを握る位置も常に変化しています。

通常はブレーキレバーのブラケットの部分を握って走行していると思いますが、ハンドルの中央部分を握ることもあれば、前傾姿勢を深くする為にハンドル下部を握ることもあります。

ハンドルバーにテープを巻くには、ハンドルをどの様に握っているのか考えてみて下さい。

例えば、タオルを手で絞る場合両手で、手首を内側にひねる方が簡単に絞ることができる様にハンドルに力を加える時にも脇を締めながら手首を内側に絞ることはあっても外側に返す様な持ち方はしないと思います。
この事からも分かる様にテープの巻く向きは左右で異なりハンドルの両端から巻く事になります。
又 ハンドルに上半身を預けている事になりますので、ハンドル上部から下部に向かって力がかかっていると思います。

実際の作業に移ります。

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右ハンドルは反時計回りに

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左ハンドルは時計回りに巻いて下さい。

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ブレーキレバーのブラケットの部分での注意ポイントは テープを巻く回転方向が変わらない様にすること、

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そして巻き終わりのハンドル中央部分は必ず巻き終わりが手前になる様にして下さい。

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以外に難しいのは、バーテープを左右共に同じように力を入れて巻くことです。

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力の入れ方が変わると、巻き終わったテープの長さが左右違うことになってしまいます。
巻きやすいテープもありますが、巻くことが難しいテープもあります。
何度も巻くことが上達する早道になります。