組立作業、メンテナンスのポイントその9

【メカニック小南】
〜メイドイン東大阪を目指します〜
今回はブレーキ調整、バーテープ巻き揚げの作業に入ります。

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ブレーキケーブルの長さを決めるポイントは
長過ぎると反応は鈍くなり短くすると正常に作動しなくなる場合があります。
基本的にはケーブルの長さを後で調整できる範囲内で 組み上げる事がポイントです。

ハンドルステムのセット位置を変えても 問題が無い様にカットして下さい。
もしハンドルステムを低い位置にセットするつもりなら僅かに短く
又 ハンドルバーを新たに購入する予定なら少し長くする必要があります。
(念のため5㎜ぐらい長くします 後で適切な長さに調整します)

フロントケーブルよりリヤケーブルは長くなりますが左右のレバー操作に影響が無い様にしましょう。
余りに違いを感じる様なら グリースの種類を変えてみて下さい。
余り変わらない場合は ワイヤーケーブル アウターケーブルをより品質の良い製品と交換した方が良いと思います。
(ケーブルの内部抵抗が大きい場合 適切なブレーキ制動力が得られませんから交換が必要です)

又 リヤケーブルの長さは ハンドルをいっぱい切った上でカットして下さい。
そしてアウターケーブルをカットした断面を金属ヤスリで仕上げて下さい (細目ヤスリを使用します)

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次にブレーキパッドを固定します 進行方向に向かって ハの字になるように角度をつけて固定します。

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簡単に調整を行うには パッドとリムとの間にプレートを挟むことで 角度をつけやすくなります。

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最後にブレーキレバーを強く引くことである程度ケーブルの初期伸びを無くす事で問題無くブレーキ操作が行なえます。