スポーツとしての自転車vol 1

【小南自転車研究室】
スポーツとしての自転車vol1

〜ローラー台 トレーニングについて〜

固定ローラーは初心者の方でも扱いやすく
ペダルの回転練習又は負荷をかけた練習のどちらかをイメージすると思います。

あとは心拍数を上げない様な練習方法を行っていると思います。
ペダルの回転数と心拍数を意識しすぎると、トレーニングとしての効果は余り期待出来ません。(フィットネスとしてなら問題ありません)

ローラー台トレーニングは自分の運動能力の限界を調べることが、能力向上に繋がります。
基本的な練習方法は一定の回転数で負荷をかけて行います (90回転前後)

まず最初は10分~15分間ウォーミングアップを行います。
負荷の少ないところからスタートして少しずつ負荷をかけていきます。
計測はスピードメーターを参考にして下さい ( パワーメーターがあれば理解しやすくなります)

ここからはインターバルトレーニングの様な負荷をかけていきます。
3分間ペダルの回転練習を行います。
そして軽く回転して呼吸が安定したら、また負荷を上げて3分間。呼吸が安定してまた負荷を上げます。
繰り返すことで少しづつ辛くなってきます。限界を感じるまで行わず、少し手前で終了します。

簡単ですが今回行った運動では、現在の持久的運動能力の目安 LT値 (運動強度)がわかります。
その値スピード値又はパワー値が、これからの運動強度の目標になります。
LTを超える運動を行うと血中乳酸濃度が上がり始めます。
又LTに達しない運動では乳酸値は上がりにくいので、身体の負担は少なくなります。
LT値以下の運動はアマチュアレーサーに向いていると思います。
耐久レースやヒルクライム、ホビーレース等
プロの競技レベルではLTより少し上のOBLAが運動強度を示す値になります。

余談になりますが、激しい運動を行ったあと少し遅れて息が苦しくなりますよね。
(階段を駆け上がったあと ハアハアと息が切れて苦しくなること等)
この現象は二酸化炭素の排出が上手く出来ないため、血液中の二酸化炭素濃度が上がることが原因のようです。